慣れないものだからこそ知っておきたい不動産売却のスケジュール
2023.8.25
不動産売却は
これから不動産売却を行う人も、不動産売却を行った人も、何度も経験してスケジュールに慣れているという人は少ないのではないでしょうか。
しかし、不動産売却は、大きな金額が動くだけではなく、住まいを売却するという暮らしの根幹に関わることでもあります。
またスケジュールを把握していないと、いつどのような手続きや書類が必要なのかわからず、都度戸惑ってしまいます。また流れがよくわからないまま不動産売却が進むことになり、納得できる売買契約が実現しないおそれがあります。
そこで今回は、不動産売却がどのようなスケジュールで進められるのかをわかりやすく解説します。
不動産売却のスケジュール
不動産売却は、買い手と契約してすぐに完了するわけではありません。買い手と契約してから引き渡しまでには約1ヶ月から3ヶ月程度がかかります。
また、不動産売却を行いたいと思って売り出しても、すぐに買い手が見つかるとは限りません。売却活動を始めてから買い手が見つかるまでは、約3ヶ月以上が必要です。
そのため、売却したい時期があるときには、売却したい時期の約半年前に売却活動を始めましょう。売却したい時期から逆算して、スケジュールを立てると、売却活動の計画を立てやすいです。
ただし、不動産売却にはタイミングがあります。タイミングを逸することなく、不動産売却を行うようにしましょう。
相場調べ
不動産売却は、少しでも高値で行いたいと思うものです。
不動産売却を高値で行いたいときには、相場を調べることが大切です。
周辺施設や交通の便、不動産の築年数などから、相場価格を把握することで、不動産会社に査定を依頼したときに提示された価格が妥当であるかの判断材料の1つになります。
不動産会社に依頼
相場を調べても、相場と同じ程度の価格で不動産売却を行えるとは限りません。まずは、不動産会社に査定を依頼しましょう。
不動産売却を行うために不動産の査定を依頼するときには、複数の業者に依頼することがポイントです。複数の業者に依頼して、相場に合った高すぎず安すぎない業者を判断することが大切です。
また、査定を依頼した不動産会社の対応がどのようなものであるかも、チェックするポイントです。
不動産売却を依頼するときには、やはり丁寧な説明やスケジュールに沿った適切なアドバイスが欲しいものです。そのため、担当者の対応を確認しましょう。
積極的にコミュニケーションを取れる人であれば、不動産売却を依頼しやすいです。
売却活動
不動産会社が提示した査定額に納得したら契約し、不動産会社に売却活動を依頼します。
売却活動を依頼された不動産会社は、店頭や広告で物件の売却活動を行い、買い手を探します。
売却活動を不動産会社に依頼したときには、売却活動期間に売り手が行うことがあまりないと考える人も多いです。しかし、売却活動期間に内覧の希望があれば、対応が必要です。
また内覧のときには建物の設備などの詳しい情報を求められることもあるため、必要な情報や書類などはあらかじめ用意しておきましょう。
このとき、不具合や欠陥を希望者に伝えないと、あとでトラブルになります。不動産に関する情報はすべて伝えるようにしましょう。
売買契約
売却活動を経て、買い手が見つかれば、売買契約に移ります。
売買契約では、手続きや準備しなければならない書類などがあるため、どのように進められていくのかスケジュールを把握しておきましょう。
売買契約を交わすときには、不具合や欠陥も隠さずに伝えることがポイントです。また、多くの場合、売買契約を交わすときに、不動産の引き渡しの日や方法を決定します。
家具などを残したり、引き渡しまでに修繕を行ったりするときには、それらを契約書に盛り込み、期日や状態をお互いに確認しておきましょう。
また、売買契約を交わして契約が締結したら、買い手から手付金が支払われます。
手付金は、売却価格に対して約10%から20%程度に設定されることが多いですが、不動産の状態によって異なります。
引き渡し
買い手から売却額がすべて支払われたら、不動産の引き渡しを行います。
不動産を引き渡したら、支払われた売却額をすべて自由に使えると考えている人も多いかもしれません。しかし、買い手から支払われた売却額から不動産会社に対して仲介手数料を支払わなければなりません。
不動産の引き渡しは単に鍵を渡すだけだと思うかもしれません。
しかし、実際にはさまざまな手続きが必要です。ローンの残金が残っている場合には、売却額から支払いを済ませる必要があります。ローンを完済し、抵当権の抹消をしないと、不動産売却ができないのです。
また、税金や不動産売却にかかった経費があることを考慮しておきましょう。
税金の支払い
不動産売却によって利益があった場合には、利益額に応じて税金を支払わなければなりません。
納付する税金の額は、不動産売却を行った翌年の確定申告によって決定されます。確定申告によって決定する税金は、所得税と住民税です。
このほかにも、不動産売却には印紙税などがかかるため、いつどのような支払いが生じるのか、スケジュールを把握しておきましょう。
また所得税と住民税は、支払いの時期や金額が異なります。加えて、不動産売却を行ってから時間が経過して支払いの時期が来ることが多いため、いつ税金を支払うのか、あらかじめスケジュールを確認しておきましょう。
特に支払う金額が大きい場合には、スケジュールに合わせて、売却額から税金を残しておく必要があります。
まとめ
不動産売却に慣れている人はあまりいません。しかし、不動産売却はどのようなスケジュールで進められていくのか、しっかり把握しておく必要があります。
不動産売却の全体のスケジュールを把握しておくことで、必要な手続きや書類の時期を知り、あらかじめ準備できます。また、不動産売却後のスケジュールも把握しておくことがポイントです。
不動産売却のスケジュールに不安を抱くときには、売却活動を依頼している不動産会社と相談しながら不動産売却を進めましょう。慣れない作業が続くときこそ、専門家の助けが必要です。
信頼できる不動産会社に売却活動を依頼することが、納得のいく不動産売却に繋がります。
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