不動産売却をして住み替えをするときは
2023.3.17
家族やライフスタイルの変化を考え、将来を見通したときに、今住んでいる一戸建てやマンションなどの不動産売却を行って、住み替えを検討する人は多いのではないでしょうか。
しかし、実際に不動産売却のために査定を依頼したり、住み替え先の購入を検討するときに、ローンが残っていたり、賃貸物件にするのか、一戸建てを購入し直すのかなど迷うことは多くあります。
また、誰にどのようなことを相談すれば良いのか、どのようなことに注意すれば良いのかわからないという人も多いでしょう。
今回は、今持っている家やマンションなどの不動産売却を行って、住み替えを検討するときに知っておきたいことについて、わかりやすくまとめたいと思います。
方法は?
不動産売却を行って、住み替えを行う方法には、2種類があります。
今住んでいる一戸建てやマンションなどの売却を先に行うか、先に住み替え先を購入してから、不動産売却を行うかです。
住み替えの場合は、不動産売却と購入を同時進行させる必要があります。売却と購入にタイムラグが起きないことが理想的ではありますが、実際にはどちらかが先に行われることがほとんどです。
では、家の売却を先に行うのと、住み替え先を先に購入するのでは、どちらが良いのでしょうか。それぞれの違いを説明したいと思います。
どちらの方法が自分に合った方法であるか検討するときに役立ちます。
不動産売却を先に行う場合
* 住み替え先の購入資金を先に欲しい
* ローンの残高がある
* 少しでも高く売りたい
などの場合には不動産売却を先に行うと良いでしょう。
先に不動産売却を行う方法は、今住んでいる家を売却したあとに、住み替え先を購入することになります。
不動産売却を先に行うことで、住み替え先に掛かる費用を用意できることがメリットです。不動産売却によって資金が用意できるため、計画的な住み替えを計画することができます。
また、二重ローンになってしまうリスクを避けることができます。
さらに、すでに不動産売却を行っていることで、ローンの残債を完済することになります。
しかし、不動産売却を行って、引き渡しまでに住み替え先が見つからない場合には、仮住まいをする場所が必要になり、仮住まいのための費用が発生するデメリットがあります。
住み替え先の購入を先に行う場合
* 住み替え先の購入資金が用意できる
* ローンを完済している
* 住み替え先をじっくり選びたい
などの場合には、住み替え先の購入を先に行うと良いでしょう。
住み替え先の購入を先に行う方法は、先に住み替え先の購入を行い、住み替え先が決まったあとで、今住んでいる不動産売却を行うことになります。
住み替え先の購入を先に行う場合には、引き渡しを行う日があとから決まるため、住み替え先をじっくり選ぶことができます。このため、納得のいく住み替え先が見つかるまで探せるというメリットがあります。
また、仮住まい探して引っ越す時間や、仮住まいの期間に掛かる費用が発生しません。
しかし、一時的であったとしても家を2つ持つことになるため、二重ローンになる可能性があります。またすぐに買い手が見つからず不動産売却を行うことができない場合には、税金などの費用も二重に発生するデメリットがあります。
さらに、二重に支払いを避けようとして、安くてもいいから不動産売却を行ってしまおうと考える人もおり、売却価格が下がる場合もあります。
住み替えローンを利用できる場合も
今住んでいる一戸建てやマンションなどの不動産売却を行って、住み替えをする場合には、所得などの条件に応じて住み替えローンを利用できる場合もあります。
住み替えローンとは、不動産売却を行ってもローンの残債がある場合に、住み替え先として新たに購入するために借り入れるローンを、まとめて一つのローンとして借り入れできるサービスのことです。
不動産売却を行うときに、ローンの残債がある場合には、完済して抵当権を抹消しなければ、買い手に引き渡すことができません。つまり、ローンが残っている状態では不動産売却を完結することができないのです。
抵当権は、金融機関が不動産を担保できる権利のことで、抵当権の抹消には、ローンの完済が条件です。また抵当権がある不動産は、ローンが完済されていない場合、金融機関の許可を得ず売却することができません。
このとき、住み替えローンを利用すると、住み替え先にローンを組むときに、残債が不動産売却の額を下回る場合に、残ったローンと新しいローンを合わせて借り入れることができるというわけです。
不動産会社に相談しよう
今住んでいる一戸建てやマンションなどの不動産売却を行って、住み替えを検討する場合には、まず不動産会社に相談して、査定などを受けることをおすすめします。
不動産を売る・買うという不動産売買は、個人で行うことも可能です。しかし、トラブルを避けたり、必要な手続きや段取りを欠くことなく行うためには不動産会社に仲介を依頼することが望ましいでしょう。
不動産会社では、得意とする分野があったり、どのような物件が売れやすいかなどを熟知しています。このため、個人で売却活動を行うより、遥かに不動産売却をスムーズに行うことができるのです。
また、不動産売却では査定を依頼し、売却活動を任せることができます。どのような状態であれば不動産売却をしやすいか、不動産売却をより早く高い価格で行うためには、どのような準備をしておけば良いかなどのアドバイスをもらうこともできます。
まとめ
ここまで、今住んでいる一戸建てやマンションなどの不動産売却を行って、住み替えを検討するときに知っておきたいことについて、詳しくお話ししました。
不動産売却を行って住み替えをする方法には、先に不動産売却を行うか、先に住み替え先を購入するかの2つの方法があります。
それぞれにメリットとデメリットがありますが、住み替え先に移るまでに仮住まいの期間を避けたり、二重ローンになることを避けるなどは、優先して検討するべきことでしょう。
不動産売却を行って、住み替えをしたいと考える場合には、まず不動産会社に相談することをおすすめします。
どの程度の金額で不動産売却を行うことが可能かのかなど、不動産売却に関することを相談することで、自分に合った住まいである住み替え先への移行をスムーズに行うことができます。
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