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ー不動産売却の流れと売却期間を短くする方法をくわしく解説ー

2023.12.15

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不動産売却を検討している方の中には、「今年中に売りたい」など希望の売却期間がある方もいらっしゃることでしょう。不動産は築年数が長ければ長いほど、価値が下がってしまいますから、売却すると決めたらできるだけ早く売りたいものですよね。

 

では、不動産売却はどのくらいの期間がかかるのでしょうか。

今回は、不動産売却の流れと売却期間の目安、そして売却までの期間短くできる一つの案としてアドバイスもお伝えします。

 

不動産売却の流れと期間が把握できれば、売却の計画が立てやすくなるでしょう。また、早く売るための方法も紹介しますので、不動産がなかなか売れないという方も参考にしてみてください。

 

不動産売却の流れ

まず、不動産売却の流れを把握しておきましょう。不動産売却の主な流れは以下の通りです。

 

1.販売価格の査定

2.媒介契約の締結

3.売却活動の開始

4.売買契約

5.引き渡し

 

次から各フェーズで行うことを解説します。

 

販売価格の査定

まずは、所有している不動産の販売価格を決定するために不動産会社に査定を依頼する必要があります。

 

査定は、2回に分けて行うことが一般的で、1回目は不動産の情報をもとに不動産会社が大まかな販売価格を算出する「簡易査定(机上査定)」です。

2回目に実施するのは、不動産会社の担当者が実際に不動産を訪問する「現地調査(訪問調査)」で、周囲の環境やインフラなども調査します。

 

販売価格は不動産会社によって異なりますので、複数の不動産会社に査定を依頼して比較すると良いでしょう。

不動産会社が提示する販売価格は、不動産会社が予想する「売れる価格」ですので、希望と合わなければ他の不動産会社に依頼しても問題ありません。

 

媒介契約の締結

査定結果や不動産会社の信頼性、相性などを基準にして不動産売却の仲介を依頼する不動産を選び、その不動産会社と「媒介契約」を結びます。

 

媒介契約には「一般媒介契約」「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」の3つがあり、売主がどの契約を締結するかを決定します。

 

それぞれにメリット・デメリットがあるので、どの契約にするか迷ったときは、不動産会社などに相談しても良いでしょう。

 

 売却活動の開始

媒介契約を締結したら、いよいよ不動産売却の活動が始まります。

 

価格査定から契約締結までの流れがスムーズであれば、査定から売却活動まで、およそ2週間程度で開始できるでしょう。

 

売却活動が始まると、購入希望者の内覧の申し込みが入ります。できるだけ早く売却するには、購入希望者に良い印象を持ってもらうことが大切ですから、掃除や片付けを徹底しましょう。

売買契約・引き渡し

不動産が売却できたら、買主と売買契約を締結します。

 

宅地物件取引士による重要事項説明を受けたのち、売主と買主の双方が納得したのであれば、売買契約書に署名や捺印をします。

 

一般的には、売買契約と引き渡し日を同じ日に設定することはなく、契約締結から約1か月後に引き渡しをします。買主や売主の事情によって、引き渡しまでに1か月以上かかることも少なくありません。

 

不動産の売却期間を短くする方法

査定から売却までの期間の目安は、半年から8か月といわれています。ですが半年以内で売却できたケースも珍しくありません。

しかし、その一方で1年以上かけて売却したというケースも度々見られます。

 

多くの方が、不動産をできるだけ早く売りたいと考えるでしょう。しかし、早く売るために条件を下げすぎてしまうのも考え物です。

納得できる条件で早く売却できるよう、次から紹介する方法を検討してみてはいかがでしょうか。

 

 適正価格で売り出す

多くの方は、出来るだけ高い価格で不動産を売りたいと考えるでしょう。しかし、高すぎる販売価格は、売却期間を長引かせてしまう要因のひとつです。

 

そのために、不動産の適正価格を把握することが大切です。前述したように、査定価格は不動産によって異なります。

 

例えば、ある物件を4社に査定してもらったと仮定します。4社それぞれの査定結果は以下の通りです。

 

A社:5,200万円

B社:6,000万円

C社:5,300万円

D社:5,500万円

 

査定結果を見ると、B社の査定価格が飛びぬけて高いので、B社に依頼したくなるかもしれません。しかし、B社以外の査定価格はほぼ同じ程度の価格です。

よって、B社以外の査定価格5,200万円〜5,500万円が適正価格である可能性が高いと言えます。B社に仲介を依頼すると、適正価格より高いためなかなか売れなくなってしまうかもしれません。

 

このように、査定価格が他社と比べてあきらかに高額な場合は、適正価格ではなく高すぎる価格設定となっている可能性があります。

適正価格で売り出すためには、複数の不動産会社の査定結果を比較しましょう。

 

売却しやすいシーズンを狙う

不動産には売れやすいシーズンがあるので、その期間を狙って売却するのも有効です。

 

売れやすいシーズンは2月〜3月で、次いで9月も取引件数が増えるといわれています。なぜなら、春や秋は、企業で昇進や異動、転勤などがあり、引っ越しシーズンとなるためです。

 

一般媒介で売りに出す

媒介契約を一般媒介契約を選び締結すると、不動産が短期間で売れやすくなることもあります。

 

なぜなら、専属専任媒介と専任媒介は、1社としか契約できないのに対して、一般媒介契約は複数の不動産会社と契約できるためです。

 

多くの不動産会社に売却活動をしてもらったほうが、早く購買希望者が現れる可能性が高まります。また、不動産が売却できたときに売主が不動産会社に支払う仲介手数料は、成功報酬制です。買主を決めないと仲介手数料を得られないため、競合状態となることから、買主が見つかりやすくなることもあるでしょう。

 

不動産会社に買い取ってもらう

買取とは、不動産会社が売主から直接不動産を買い取る方法です。

 

不動産の買主を探さなくて良いため、条件さえ合致すれば数日から2週間程度で買い取ってもらえます。

ただし、市場価格よりも安い価格となってしまう点がデメリットです。

 

不動産会社が買主を探す期間を決めておき、その期間内に売却できなかった場合は、不動産会社に買い取ってもらうことも場合によってはあります。

 

まとめ

不動産売却は工夫次第で短くすることは可能です。不動産売却の流れを把握し、早く売れるよう対策を講じれば、スムーズに売却できることも夢ではありません。

 

不動産を早く売却したいときには、この記事で解説した方法を試すだけでなく、不動産会社などに相談するのも有効です。売るためのノウハウを有していますので、有益なアドバイスをしてもらえるでしょう。

 

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