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ー不動産売却によって得た所得にかかる住民税はいつ払うのか解説ー

2023.10.27

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不動産売却を行うと

不動産売却を行うと、得た利益に応じて税金が発生します。不動産売却によって発生する税金には、さまざまな種類があり、よくわからないという人も多いのではないでしょうか?

不動産の売買契約を交わすときに支払う印紙税や登録免許税などに加えて、不動産売却によって得た利益に応じて、所得税や住民税が算出されます。

所得税や住民税は、不動産売却をした翌年に行う確定申告の額によって算出されるため、不動産売却を行った時点ではわかりません。また、不動産売却をした物件を保有していた期間によっても税率が異なります。そのため、いつ支払えば良いのか把握できないと感じる人も多いです。

そこで今回は、不動産売却によって生じる所得税や住民税をいつ納めれば良いのか、わかりやすく解説します。算出方法や仕組みをしっかり理解して、不動産売却によって損をしないようにしましょう。

住民税は

不動産売却によって生じる住民税は、不動産売却を行った翌年の確定申告によって算出されます。確定申告が完了したあと、不動産売却を行った翌年の6月以降に支払う場合がほとんどです。基本的に、6月頃までに納付書が郵送で届き、納付書に従って納税します。

住民税は、不動産売却などによって譲渡所得が生じたときに納める税金です。同じように、譲渡所得が生じたときに納める税金に所得税があります。しかし、住民税と所得税は、不動産売却の契約を交わした時点で支払う税金ではありません。

そのため、不動産売却によって生じた利益から、住民税と所得税を支払おうと思っているときには、得た利益から納税のために必要なお金を残しておきましょう。

ポイント

住民税と所得税は、不動産売却をした不動産を所有していた期間によって税率が異なります。不動産の所有期間が5年を超えれば、税率が約20%程度であることに対し、5年以下のときには約40%程度という差があります。

ただし、納める税金を少しでも減らすために、5年以上所有してから、不動産売却を行いたいと思うときには、注意しなければならないことがあります。

不動産の所有期間は、不動産売却を行う年の1月1日時点で計算されるのです。つまり、たとえば8月1日に取得から5年を迎える不動産を10月に売却しても、1月1日の時点で5年に満たないため、住民税と所得税は所有期間が5年以下の場合の算出方法が適用されるということです。

不動産の所有期間によって税率が異なるため、影響を受ける時期に不動産売却を行うときは、いつ不動産売却することが良いか注意深く検討しましょう。

仕組み

住民税や所得税に限らず、税金は難しいと敬遠する人も多いです。しかし、仕組みを理解すれば発生する税金やいつ支払うかを理解できます。まず、住民税と所得税がどのような税金であるかを知りましょう。

住民税と所得税は、不動産売却を行って利益が生じたときに発生する税金です。

不動産を取得するために必要になった額や、売却活動を行った経費などを差し引いた所得に対して税率が適用され算出される仕組みです。

不動産を取得するために必要だった額がわからないときは、税率が高くなる可能性があるため、取得時の資料などは大切に保管しておきましょう。

算出方法は

住民税と所得税が発生する仕組みを理解したら、どのように算出され、いつ支払うのかを知っておきましょう。いつ納税するのかを知っておくことで、不動産売却で得た所得を計画的に活用できます。

不動産売却によって得た譲渡所得は、分離課税です。この分離課税とは、給料などの所得に対して支払う住民税と所得税とは別に算出されます。ただし、不動産売却によって得た金額のすべてが譲渡所得ではありません。

不動産売却をするときには、さまざまな経費を必要とします。売却活動を不動産会社に依頼するときには支払った手数料や、より高値で不動産売却を行うためにリフォームをした費用は、経費になるのです。譲渡所得は、これらの経費を差し引いた額です。

さらに、特例が適用されるときには、譲渡所得から特別控除額を差し引いた額に対して税率が適用され、支払う住民税と所得税が算出されます。

いつ納税すれば良い?

では、不動産売却によって生じた住民税と所得税はいつ払えば良いのでしょうか?

不動産売却によって生じた住民税と所得税は、確定申告によって算出されます。不動産売却を行った翌年の6月頃に納付書が届き、届いた納付書に従って支払いをします。多くの場合では、支払う額を4回に分けるか、一括して払うかを選べます。

不動産売却によって得た所得や経費を確定申告することで、手続きは完了します。特に住民税と所得税の算出をするために、改めて手続きをする必要はありません。

ただし、住民税と所得税を支払う時期は同時ではありません。そのため、それぞれの納付書を確認し、いつ支払うのかをしっかり把握しておきましょう。

不動産売却で大切なことは

不動産売却で大切なことは信頼できる不動産会社に売却活動を依頼することです。

不動産売却を行うと、さまざまな手続きがあったり、税金の支払いがあったりして、詳しい仕組みがよくわからないまま進んでしまうことも少なくありません。しかし、実際に不動産が売却できなければ、手続きや納税はできないのです。

不動産売却を依頼するときは、不動産会社選びが重要です。

不動産をできる限り高く売りたいと思う時には、経験や実績が豊富で、地域に密着している不動産会社を選びましょう。

また、複数の業者に査定を依頼し、売却額を比較することも大切です。ほかにも、どのような売却活動を行うかなどを詳しく聞いて、信頼できる不動産会社に納得して売却活動を依頼することが大切です。

まとめ

不動産売却で生じる税金はよくわからないという人も多いです。特に、あとから納付書が送付される住民税と所得税は、いつ支払えば良いのか把握できないという人も少なくありません。また、不動産売却によって生じる住民税と所得税は、不動産を所有している期間によっても異なり、算出方法が複雑だと感じる人も多いのではないでしょうか?

不動産売却は、税金について詳しく理解しておくことが大切です。加えて、不動産売却を信頼できる不動産会社に依頼することも重要なポイントです。信頼できる不動産会社であれば、さまざまなことを相談しながら売却活動を進められます。

不動産売却について迷ったときには、信頼できる不動産会社に相談してみましょう。

不動産売却・賃貸経営・土地活用などは埼玉県春日部市の合同会社莞如企画へ

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