不動産売却をするときには、できるだけ良い条件でスピーディーに売却したいのではないでしょうか。

そのためには、信頼できる優良な不動産会社を選ぶことが重要な鍵となります。

 

この記事では、不動産売却時の業者の選び方を解説します。

ご紹介するポイントをおさえて業者を選べば、スムーズに不動産売却ができる可能性が高まるでしょう。

 

不動産売却の依頼先を選ぶときに知っておきたいポイント2つ

不動産売却を業者をどこに依頼するか決める前に、次の2つを知っておくとスムーズです。

 

1.不動産売却は仲介会社を選ぶのが基本

不動産会社を介して保有している土地やマンションの売却をするときには、不動産会社へ依頼するのが一般的です。

しかし、不動産会社であれば、どこに依頼しても良いわけではありません。

 

不動産会社は主に以下の4つに分けられ、売買に関する業務は仲介会社が行っています。

 

・仲介会社

・管理会社

・開発会社（デベロッパー）

・販売代理店

 

仲介会社とは仲介業務、つまり不動産保有者と買主、または借主をマッチングする業務を担っています。

また、不動産の相場情報収集や物件の査定なども仲介業者が行います。

 

不動産の保守やメンテナンス、清掃などの管理業務を請け負うのが管理会社です。売却しようとしているマンションの管理会社が売買の仲介をするケースもあります。

 

尚、街づくりを目的とした不動産の開発を手掛けるのが、開発会社（デベロッパー）です。主に、マンション開発に特化したマンションデベロッパーと、商業施設やオフィスビルなど幅広い分野の開発を行う総合デベロッパーに分けられます。

そして、開発会社が開発したマンションや一戸建ての販売を行うのが販売代理店です。

よって、開発会社と販売代理店は、不動産売却は範囲外の業務になります。

 

2.複数の業者に買取査定を依頼する

不動産売却を依頼する業者を選ぶときには、最初から1か所に決めず、複数の業者に買取査定をしてもらいましょう。

複数の業者を比較することで、最も良い条件の業者に不動産売却を依頼できます。

 

もし、低すぎる、または高額すぎる査定額を提示された場合は注意が必要です。

その際は査定額の根拠を確認することで、その査定額の信ぴょう性があきらかになるでしょう。

 

【 ポイント6つ】不動産売却を依頼する業者の選び方

できるだけ良い条件で、そしてスムーズに不動産売却をしたいのであれば、信頼できる優良な業者を選ぶことが大切です。

では、そのような業者はどのように選べばよいのでしょうか。

次からは、業者を選ぶときにチェックしたい6つのポイントを解説します。

 

1. 営業担当者の対応

不動産の仲介業務は、企業の力よりも営業担当者個人の能力によって結果が左右するといえるでしょう。

よって、良い営業担当者と出会えるかが、不動産売却のカギとなります。

 

営業能力は一緒に仕事をしない限りは、見えにくいかもしれません。

しかし、言動に注視することで、誠実に仕事に取り組む営業担当者かどうかを見抜けるでしょう。

 

次のような対応を心がけている営業担当者であれば、人からの信頼も得やすく、買主との交渉が生じたときもスムーズに進められます。

 

・問い合わせなどのレスポンスが早い

・質問に対して明確に回答してくれる

・保有している情報量が多い

・高い専門性を感じられる

 

2. スピード感

不動産売却ではスピード感が鍵です。

査定・調査に時間をかけてしまったばかりに、買主が似たような条件の物件を購入してしまったというケースは度々見られます。

よって、迅速な対応をしてくれる業者を選ぶとチャンスを逃さずに済みます。

 

前述した営業担当者の対応をチェックすれば、ある程度のスピード感が把握できるでしょう。

 

また、業者によっては素早く査定や調査ができるよう、独自のネットワークを保有しています。

 

3 売買仲介を得意としているか

不動産売却をするなら、売買仲介を得意とする業者に依頼するのがおすすめです。

仲介業者には得意不得意があり、

 

・賃貸仲介が得意

・売買仲介が得意

 

…のどちらかに分かれます。

 

賃貸仲介を得意としていても売買仲介も手掛けている業者は少なくありません。

しかし、売買仲介を得意とする業者に依頼したほうが、良い条件で売却できる可能性が高いでしょう。

 

業者のホームページを見ると、賃貸仲介と売買仲介のどちらを得意としているかを把握できます。

 

4.売却予定の物件の近くにある業者か

できる限り、売却する物件の近くにある業者を選ぶことが大切です。

不動産売却を依頼しようとしている業者の所在地も、確認しておきましょう。

 

なぜなら、不動産売却にはその地域の情報を持っていることが不可欠だからです。

地域の特性やニーズを把握して不動産を売りに出すことで、買主が見つかりやすくなります。

また、その地域の不動産の相場を把握しているため、適正な価格で売却できるでしょう。

 

遠方の業者では、その地域の細かな特性などが見えにくく、効率よく売却できない恐れがあります。

 

5.不動産売却の明確な戦略があるか

営業担当者に、その物件をどのように売るのか戦略を聞いてみましょう。

具体的には、以下を確認します。

 

・いくらで売るか

・なぜ、その価格で売却しようとしているのか

・値下げ交渉はいくらまで対応する予定か

・売れなかった場合の対策

 

複数の業者、または営業担当者に上記の質問をして、最も信頼できそうな担当者に依頼すれば、失敗を防げます。

 

また、査定額の根拠を聞くことも大切です。

根拠なく高額な査定額で売りに出されてしまうと、なかなか売却できないばかりか、価格を大幅に下げて売り出すことになりかねません。

売却予定の物件と似た条件の事例を根拠とする査定額であれば、適正な査定額でしょう。

 

6.依頼する業者のクチコミをチェックする

近年は、サービスを利用するときにクチコミをチェックするという人が増えてきました。

不動産売却をするときも同様に、業者のクチコミを見て、利用者からどのように評価されているかを確認しましょう。

 

Googleマップのクチコミやクチコミサイトも、目を通してみるのがおすすめです。

 

まとめ

不動産売却時の業者の選び方をまとめました。

複数の業者に査定額の見積もりをし、その上でご紹介した6つの視点で業者を確認してふるいにかければ、優良な不動産会社を見つけやすくなります。

 

この記事で紹介した不動産売却の業者の選び方を参考に、信頼できる業者を探せば、不動産売却は成功するでしょう。