不動産を良いタイミングで売却するために知っておきたいこと
2023.7.28
不動産売却にはタイミングがある
家などの不動産売却を検討するときには、できる限り良いタイミングで売りたいと思う人が多いでしょう。しかし、不動産の相場は変動しやすく、不動産売却の良いタイミングは、なかなか掴みにくいものです。
しっかりとした知識がなければ、損失を生む場合も少なくありません。
そこで今回は、不動産売却の良いタイミングがいつなのか、良いタイミングを知るための方法をわかりやすく解説します。
ポイント
不動産売却にはタイミングがあります。タイミングを知っておくことで、不動産売却のリスクを減らせるのです。
不動産売却は
・相場
・築年数
・税金
・季節
・暮らしの変化
などをよく知ることがポイントです。
それぞれどのようなポイントなのか詳しく解説しましょう。
相場を知る
不動産売却のタイミングを知るためには、不動産の相場を知ることが大切です。
不動産の相場は、国土交通省が取引価格に基づいて発表している不動産価値指数を参考にすると良いでしょう。不動産がどのように動いているのか把握しやすく、取引価格が発表されているため、相場を知りやすいのです。
不動産価値指数が下落している状態が続いているときには、これからも不動産の下落が続く可能性があるため、早い段階で不動産売却を行うことがおすすめです。
一方で、価格の上昇が続いているのであれば、さらに上昇する可能性があるため、価格が上がるのを待って不動産売却を行うと売却価格を高く設定できます。
築年数
不動産売却のタイミングは、築年数によっても異なります。戸建て住宅やマンションであれば、新築から約15年程度を目安に不動産売却を行ったほうが良いといわれています。
新築から約15年を目安に、戸建て住宅では、価値の下落が急激に始まる傾向があります。新築から15年より前に不動産売却を行う場合と、築年数が15年を数年超えてから不動産売却を行う場合では、売却価格に大きな差があるのです。
ただし、約15年程度というのはあくまでも目安です。近くに駅や商業施設ができたり、交通の便が良くなったりするなど、立地条件が良くなるのであれば、不動産の価値は築年数に関係なく上がる場合も少なくありません。
税金
不動産売却のタイミングは、不動産売却を行ったときに発生する税金によって検討することもできます。
不動産売却をすると、譲渡所得に応じた所得税と住民税が発生します。
これは、通常の給与所得とは別に算出されるもので、不動産売却を行った翌年の期間内に行う確定申告によって決定されます。また、譲渡所得は、不動産売却を行って得た金額から、不動産売却をするために必要になった経費を差し引いた金額です。
税金を算出するときに、注意したいのが、どれだけの期間保有した不動産を売却したかです。不動産の所有期間が5年を超える場合には長期譲渡所得になり、所有期間が5年に満たない場合には、短期譲渡所得になります。
いずれも、不動産売却を行った年の1月1日を基点に考えられます。
長期譲渡所得と短期譲渡所得では、発生する税金の税率が異なります。
短期譲渡所得では、長期譲渡所得より高い税率がかかるため、5年未満のタイミングで不動産売却を行うと税金を多く払わなければならない場合があるのです。
ただし、短期譲渡所得で不動産売却を行った場合でも、特例が適用され、減税されることもあります。
季節
不動産売却は、季節にタイミングを合わせる方法もあります。
一般的に不動産の契約が増えるのは、新しい生活が始まる季節である春であることが多いです。特に3月は契約数が増えるタイミングです。
つまり、3月やそれより少し前のタイミングは、不動産を探している人が増えるというわけです。このタイミングに合わせて、不動産売却を行うと、ほかの季節に比べて、不動産売却を行いやすい傾向があります。
しかし、2月や3月に不動産売却を行うために活動を始めても、春に契約することは難しいです。不動産売却を行うためには、査定を依頼して、仲介を依頼する不動産会社と契約を結ばなければなりません。
また、購入を希望する人がローンを利用する場合には、ローン審査に通過しなければ、不動産売却を行えないのです。
そのため、春に不動産売却を行いたいと思うときには、前年の12月より以前に査定を依頼したり、仲介を依頼する不動産会社と契約を結んだりしましょう。
暮らしの変化
暮らしの変化に合わせたタイミングで、不動産売却を行う人もいます。
親や子どもとの別居や同居など家族の変化や転勤などに合わせて、不動産売却を検討する場合です。また最近では、戸建て住宅の管理をし続けるリスクを考えたときに、不動産売却を行って、マンションなどに住み替える人も多いです。
暮らしの変化に合わせて不動産売却を行うときには、あらかじめ計画できる場合もあれば、急に不動産売却を行うことになる場合もあります。
相場を十分に調べられないまま、不動産売却を行う場合もありますが、そのようなときには信頼できる不動産会社に依頼するようにしましょう。
不動産売却を得意とする不動産会社に相談しよう
不動産売却を行うときに損失を出さないためには、不動産会社選びも重要です。
不動産会社には、それぞれ得意分野があります。賃貸物件の契約を得意とする不動産会社に不動産売却を依頼しても、うまくいかないことが多いです。
そのため、依頼しようとしている不動産会社が、不動産売却を得意としているかをチェックしましょう。また、不動産売却を依頼する不動産会社は地域に密着している会社を選ぶこともポイントです。
立地や環境に精通していれば、希望者を見つけやすく、不動産売却をスムーズに行えるのです。
まとめ
今回は、不動産売却を行うタイミングについて紹介しました。
不動産売却は、タイミングを逸してしまうと損失が出るため、良いタイミングで売却したいと考える人が多いでしょう。
不動産売却を行う良いタイミングには、相場や築年数などが関係しています。相場や税率などを考慮しながら、不動産の状態を見極めたり、暮らしの変化に合わせたりして、不動産売却を行うようにしましょう。
また信頼できる不動産会社に売却活動を依頼することも、不動産売却を良いタイミングで行うための大切なポイントです。
不動産売却で迷ったときには、まず査定を依頼し、不動産売却を得意とする不動産会社に相談してみてはいかがでしょうか。
不動産売却・賃貸経営・土地活用などは埼玉県春日部市の合同会社莞如企画へ
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