【相続探偵事例】路線価も高く表記上は良い土地だが、真後ろが沼という物理的問題を抱えた不動産の活用提案。
2023年8月30日
県内でも一等地、路線価も評価も高い土地に父親が立てた自宅を所有。周囲はみな建て替えてビルだらけ。父親からは一任されて娘様夫婦が活用転換の相談に。机上の評価では抜群の立地だが物理的な欠点が、それは真後ろが大きな沼であるということ。隣の家は地盤が下がり2階の屋根が隣の家の屋根の1階と同じ高さになるまで建物が沈下している。賃貸とすれば家賃も高く取れて収益が上がることは間違いなしだが、物理的に何かが起きてしまった場合は大変なことになってしまう。杭工事で軟弱地盤を支えると莫大なコストがかかってしまう。そこで低層のRC物件化で建物自体で地盤を固めるプランを提示、また関東圏内にある同様な立地での建築事例を調査。地下室も含めた3階建て、デザイン性にも優れたファミリー向け賃貸としてプランニング。弱点項目を一つづつ潰した提案で、物理的リスクと心理的不安要素を回避できた。